週間女性セブンで人気連載されていた『恋する母たち』の原作3巻のネタバレ・感想レビューになります。
恋する母たち3巻のネタバレ&あらすじ
<これまでのあらすじ>
主人公の3人「杏・まり・優子」は、息子たちを名門「麻蔵学園高校」に通わせている主婦たち。息子が落第危機に陥ったことがきっかけで知り合ったママ友。
杏は、10年前に夫の慎吾が愛人と失踪した過去をもつ。そして、愛人の夫である斉木とセックスした過去があった。
最近になって斉木と再開することになり、お互いに距離が縮まってゆく。
マリは、誰もが羨むセレブな生活をしてたが、不倫している夫に悩みのタネ。
そんなときに出会った丸太郎にアプローチをうけ・・・心のさびしさを埋めるように、強引な彼に惹かれていった。
ついには、家族に嘘までついて、箱根へお泊まりデートに出かけてしまう。
優子は、ひきこもりの息子が悩みのエリート社員。
ところが、リーダーとして関わるはずだった新規プロジェクトのサポート役に命ぜられてしまう。
不本意ながらも、リーダーの若手社員・赤坂と協力しながらプロジェクトを進めていく。
母親たちがそれぞれの想いを抱える中・・・息子たちの落第がかかった試験が、当日を迎えるのだった。
超えられなかった一線
丸太郎との箱根旅行から帰ったマリのもとへ・・・まっさきに杏から電話が入ってきた。
「大切な試験日に・・・まさか落語家と温泉旅行?」そう詰めよる杏。
いっぽうで、自分にやましい気持ちがあるマリは・・・「試験を受けるのは、ママじゃなくて息子たちだ!」と開きなおり、杏を突き放した。
その夜、マリは優子に電話して、ことの顛末を伝えた。
ー 箱根温泉では、たしかに丸太郎と愛し合った。しかし、子供たちのことを思い出してしまい・・・どうしても『最後の一線』を越えられなかったと。
新たな恋の予感
マリの話を聞いた優子は・・・飲み会を抜け出してたのにもかかわらず、まるで自分ごとのようにドキドキしてしまう。
興奮さめやらぬまま、飲み会へもどった優子は・・・突然、プロジェクトリーダーの赤坂から恋バナを振られた。
最初は、そんな赤坂を適当にいなしていた優子。
しかし同僚から、「赤坂が優子はアリ」と言っていたことを伝えられ・・・急に赤坂のことが気になりだす。
丸太郎との別れ
箱根旅行から数日後ー。
マリは丸太郎との一夜を思い出し、悶々とした毎日を送っていた。
そんなとき、マリの息子だけが・・・試験結果が不合格だったと通知が入る。まさかの出来事に、マリは丸太郎のことも忘れて・・・ただ呆然としてしまうのだった。
翌日、丸太郎を呼び出したマリは、別れを切り出した。
別れの理由はもちろん、息子の落第が原因。
マリの誘いに喜んでいた丸太郎だったが、突然の別れと理由に・・・「どうせ落第話も別れるためのウソだ」と声を荒げた。
その言葉で、思わずカッとなったマリは丸太郎の頬をぶってしまう。
「あなたにウソをついたことは1回もない!」
そう叫ぶと、泣きながらマリは走り去っていった。
息子の退学
息子の落第結果に、マリの家では家族会議が行われた。
マリの夫は、「息子の落第はキミのせいだ!」と言わんばかりにマリにあたった。
そんな夫の言動に、理不尽さを感じながらも・・・丸太郎との関係が後ろめたいマリは「バチが当たった!」と自分を責める。
マリの夫は、息子の落第を取り消してもらうよう、コネを使って奔走する。しかし、結局・・・落第をくつがえすことはできなかった。
息子の進学をあきらめた夫は、それでも『名門大』に息子を入れようとアレこれ考える。
「本当は、勉強なんてしたくない」
「麻蔵高校を辞めたい」
そうした息子の想いを知っているマリは・・・どこまでも自分のことしか見ない夫へ、激しい憤りを感じるのだった。
杏 与論へ向かう
杏の夫(慎吾)が、沖縄の与論にいる。
そう知ってからも、なかなか杏は行動に移せずにいたのだが・・・とうとう慎吾とあう決心をきめ、慎吾の母(義母)へも事情をすべて話した。
出発前、杏は斉木から「伝えたいことがある」と、呼び出しをうける。
話すべきか迷った・・・と前置きした斉木の口から出た言葉に、杏は衝撃を受けた。
なんと・・・与論で暮らす慎吾には『娘』がおり、しかも慎吾が『記憶喪失』状態だと言うではないか。
最初は斉木自身も、記憶喪失というウソのような出来事に確証が持てずにいた。
しかし、杏との落語デートで目にした慎吾の写真をみて、確信に変わったと言う。
帰りがけ、斉木の母校へ立ち寄ることになった2人。
時刻は夜更け。校舎に入ったっきり、なかなか帰ってこない斉木に、杏はいい知れぬ不安を抱く。
それはまるで、慎吾に置いてきぼりにされたときの不安感と同じだった。
校舎から戻ってきた斉木に、思わず抱きついて泣きじゃくる杏。そんな杏を、斉木は優しく抱き寄せたのだった。
恋する母たち3巻の感想は?
ここに来て、まさかの展開続きの恋母3巻!あいかわらず、ジェットコースターのように展開が早いですww
2巻の巻末では、あわや丸太郎と一線を越えるのか!?と手に汗握りましたが、、、
『未遂の上、別れるんかい!!?』と、思わずツッコミをいれてしまいましたね〜!
ツッコミと言えば・・・杏の夫、慎吾もなかなかの突っ込みどころ満載でした。
まず、記憶喪失ってナニ?と、突然のぶっこみ設定!しかも娘までいるの!?とツッコミが追いつきいませんww
不倫相手も由香ちゃんも登場で、与論編は濃すぎる内容ですね〜!
個人的に・・・優子さんの恋がいよいよ始動しはじめてワクワクww
有能ですが、わりと流されやすい優子さんは、すぐに赤坂くんと一線こえしまいましたね。
展開が早すぎて、ツッコミが追いつきません(笑)