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デンマークのデジタル庁はここまで進んでいた!日本も見習うべき”差”とは何か?

デンマークのデジタル庁はここまで進んでいた!日本も見習うべき”差”とは何か?

デンマークはヨーロッパでも言わずとしれた・・・デジタル大国です。

デジタル化庁も設置され、政府主導でどんどん現代のデジタル化に対応していってます。

日本でも、9月5日に菅義偉官房長官が「デジタル庁」を設置検討の発言をしたこともあり・・・

これから日本のロールモデルとしてデンマークのデジタル化が注目されるかもしれませんよね!

今回は、そんな気になるデンマークの「デジタル化庁」についてお伝えします。

この記事に書かれている内容
  • デンマークのデジタル化事情
  • デンマークのデジタル化庁ってどんなことをしているの?

なぜここまで力を入れるの?気になるデンマークのデジタル化事情!

ヨーロッパ好きの日本人にとって、デンマークは何かを耳にすることも多い国ですよね!

デンマーク情報
  • 国土
    日本の9分の1程度
    (北海道の半分程度)
  • 人口
    570万人

デンマークは、北ヨーロッパに位置した国で、世界最高水準の福祉国家としても有名です。

デンマーク人は高い生活水準が約束され、公共政策もさかんですから・・・国家主導のデジタル化もこの一環でしょう。

実際に、デンマークは欧州で最もデジタル化が進んでいる国といわれています。

デンマークは、政府主導でデジタル化を進めてきました。その手法は、実に堅実で・・・明確な目睫とスケジュールでデジタル化を実現してきました。

デンマークデジタル化への歩み

  • 2001年
    IDとパスワードによるデジタル署名を導入
  • 2004年
    電子決済が可能
  • 2007年
    市民がポータル機器を介して、政府とデジタルコミュニケーションが取れるようなった。
  • 2011年
    国政選挙投票がデジタルで可能になった。
  • 2016年
    不動産の登記・企業情報提供もデジタルで可能に。
  • 2018年
    「デジタル化のフロントランナーになる」と国家戦略を発表。

政府が明確な国家戦略としてのデジタル化を打ち出したことで・・・国民意識もかわり、政府国民が一丸となって改革を押し進めることができました。

デンマークでは、すでにエネルギーや環境・交通システムといった分野だけでなく、政府や地方自治体でもデジタル化が進められ・・・すでにデジタル化の第一段階は終わっていると言える状況です。

現在は再生可能エネルギーを活用した、環境にやさしいスマートシティの実現や、キャッシュレス社会といった、次の段階へさらに進んでいます

これから日本でも大注目?デンマークのデジタル化庁とは?

デンマークがデジタル化に成功した背景には・・・政府が設けた「デジタル化庁」の存在が大きいでしょう。

デンマークでは、2011年に財務省の機関であるデジタル化庁を設立しました。

デジタル化庁の主な役割としては・・・デジタル分野における政府と自治体の連携をスムーズに行うための、いわばハブ的な役割を持っています。

他にも、市民に対してニュースレター(デジタルレター)を公布するのも、このデジタル化庁の役割です。

日本ではニュースレターときくと、政府が行っているイメージはありませんが・・・デンマークでは15歳以上の市民にはデジタル公式文章(デジタルレター)の受け取りを義務付けられているのです。

これにより、市民は国政(デジタル化)の実情をすぐに知ることができます。

他にもさまざまな政策で、官民一体となってデジタル化が進んでいるデンマークですから・・・その手腕は世界でも注目を浴びています。

日本でも、デジタル化の遅延が指摘される際には・・・たびたび、デンマークをロールモデルにしては?といった意見が上がるほどです。

もし「デジタル庁」の新設が実現されれば・・・デンマーク式のデジタル化庁が採用されるかもしれませんね!

<参考サイト>
WikiNECALL DIGITALデジタル化庁について